居室と納戸(サービスルーム)の違いについて
障害者グループホーム用の賃貸物件を探していて居室と同じ程度の広さがあるのに納戸やサービスルームと表記されているお部屋を見たことがありませんか?
居室と納戸・サービスルームとの違いについて解説いたします。
納戸とは定められた窓面積がないため、居室として認められない部屋のことです。
マンションの間取図でたまに見かける「納戸」や「サービスルーム」という文字。一見ほかの部屋と同じように見えますが、実は建築基準法に定められた「居室」には認められない部屋という意味です。トイレや洗面室、廊下などと同じ分類にわけられます。納戸とサービスルームは言い方が異なりますが、同じ意味です。
障がい者グループホームでは納戸やサービスルームは利用者のお部屋として認められていませんので注意が必要です。大きなお部屋を分割して複数のお部屋にする場合も「床面積の7分の1以上の大きさの採光を取るための窓」が設置されていないと居室として認められませんので注意してください。なお納戸(サービスルーム)は職員の作業室や休憩所、仮眠室などにはご利用できます。
スーモやホームズなどのお部屋検索サイトでは「納戸」や「サービスルーム」は居室に含まれないため「3LDK」とは表記されず、「2LDK+S(サービスルーム)」「2LDK+N(納戸)」や「2SLDK」のように表記されることが多くなっています。
グルホサポートではお部屋探しではもちろん、大きなお部屋を複数の個室に分割改修する場合も建築基準法上の居室に該当するか、建築士に確認していますのでご安心ください。
2024年12月12日 14:47